SNSを見ていると、友達の楽しそうな投稿やキラキラ写真ばかり。
「自分だけ取り残されたみたい…」
そんな気持ちになったことはありませんか?
私は20歳で骨肉腫という「骨のがん」になり、足を切断しました。そんな絶望的な状態で、もしSNSを見ていたら…体だけでなく心も病気になっていたかもしれません。
それほど、インスタグラムやTikTokなどのSNSは人を追い詰めることがある「凶器」だと知っています。
今回はSNSでの悩みを抱える中学生や高校生に向けて、使い方や私が考えるSNSとの向き合い方をお話しします。
諸刃の剣とは、良い面と悪い面の両方がある道具のことです。
SNSも同じで、楽しい情報や役立つ情報は元気になれる反面、比較や数字は落ち込みやすくなります。だからこそ、SNSと上手に付き合うことが大切です。
①SNSはハイライトシーンしか写っていない
インスタなどに投稿されているのはほんの一部分です。
みんなが可愛く、楽しそうに見える写真がたくさん投稿されていても、実際にはその子たちにも失敗や落ち込んだ日もあります。そんなことがない人はいません。
ただ、SNSに上げないだけ。その子の裏側なんて、誰にもわかるものではありません。
友達のSNSを見て苦しい時は
友達の投稿を見て「自分だけ取り残されている」と思う必要はありません。友達同士が遊んでいて、自分がその場にいないことに孤独を感じたことがあるかもしれません。
たまたま約束しただけで、本人たちはあなたを仲間はずれにしたとか、そんなことは考えてないかもしれない。だから思いこみで落ち込むのはやめましょう。
SNSは現実の全てではなく、ハイライトだけだと意識することが大事です。
②比べるより、自分の好きなことに集中
他人と比べる時間を減らして、趣味や勉強、遊びに時間を使ってみましょう。
小さな成功や楽しい時間に目を向けるだけで、SNSを見るのもラクになります。
もしまだ「好きなこと」がわからない場合は、次の方法で探してみてください。
好きなことの見つけ方
いろんなことを試してみる
絵を描く、本を読む、歌う、ゲーム、運動…なんでもOK。少しでも「楽しい」「気持ちいい」と思ったものがヒントになります。
毎日1つ、気になったことをメモ
小さな興味やワクワクを記録しておくと、自分が好きなことの傾向が見えてきます。どんな時間にリラックスできるのか、何を考えるとワクワクできるのかを脳内で考えてみましょう。
③落ち込んだら距離を置く
キラキラした人が苦手だけど、フォローして追ってしまってわざわざ嫌な思いをしにいく子や、好きではない同級生をフォローバックして、投稿を見るたび嫌な気持ちになる子がいます。嫌だと思う相手の投稿をつい見ちゃうのは、脳が勝手に気になっているだけ。疲れるなら見るのをやめてるのが正解です。
特定の人の投稿で落ち込むのがわかっているなら、落ち込む投稿をミュートやフォロー整理で心を守りましょう。
アプリを閉じて音楽や散歩で気持ちをリセット。
嫌な気分を消す方法
嫌だったことを紙やスマホのメモに書き出して、自分の感情を整理するのもおすすめです。絶対にコメントやDMで、不快な気持ちを相手にぶつけないようにしましょう。
アンチほど、見苦しく自分を不幸にするものはありません。相手にはぶつけず、そっと自分の中で殴り書きして捨ててしまいましょう。
④SNSは情報源として使う
勉強や趣味に役立つ情報だけを取り入れましょう。インスタを見ていると、知っておくと役に立つ情報を発信してくれている人がたくさんいます。
自分に有益と感じるものだけを見るようにしましょう。
無駄に比べて落ち込む投稿はスルーです。
いいねの数やフォロワー数に一喜一憂してしまうくらいなら、投稿はせずに見るだけで十分です。そうすれば、いいねや反応を気にする必要はありません。
⑤スクリーンタイムやアプリ使用時間を決める
SNSをだらだら見てしまうと、気づかないうちに自己否定や落ち込みを加速させてしまいます。
だからこそ、見る時間やタイミングを自分で決めることが大切です。
1日の時間を決める
「1日30分だけ」「学校が終わってから夜9時まで」など、目安を作り、制限時間を守ることで、だらだら見続ける習慣を防げます。SNSは依存性が高いので、いつまでも見続けてしまうことを強制的に防ぎます。
通知をオフにする
「いいね」やコメントの通知があると気になってつい開いてしまいます。SNSアプリの通知はオフにして、自分の時間にだけチェックするようにしましょう。
寝る前はSNSを見ない
「勉強や趣味のあと」「ご飯のあと」など、リズムを決めると習慣化しやすいです。寝る前など、心が揺さぶられやすい時間は見ないようにするだけでも悩む時間が圧倒的に減ります。
まとめ
SNSは楽しいけれど、比べたり、いいねやフォロワーの数に一喜一憂すると、気づかないうちに自己否定が強くなってしまいます。
でも、使い方を工夫すれば、SNSはあなたの味方になります。
- 比べるのは他人ではなく、昨日の自分だけ
- 諸刃の剣だと理解して、心が疲れそうなときは距離を取る
- 見返りを求めず、自分の気持ちを大切にする
SNSをコントロールできるのは、あなただけ。
自分に合ったルールを作って、心を守りながら楽しく使いましょう。
義足ママの実体験
SNSは楽しいけれど、人と比べて落ち込むリスクがある諸刃の剣です。
心がまだ発達途中な時や、大人でも弱っているときに見てしまうと自己否定を加速させることもあるツールです。
10代の前半は特に心が不安定です。何かに依存しやすいのも10代だからこそ、SNSをの使用には慎重であるべきだと考えています。
少しでもつらいと感じるならやめてもいいし、見なくてもいい。あなたの心が少しでも穏やかに過ごせるよう願っています。


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